保険に入りたくなという社員がいるのですが、加入したい人だけで良いですか

社会保険も雇用保険も加入には要件があり、加入要件を満たした方は、全員加入しなければなりません。

しかし、中には「保険には入りたくありません」と言ってくる社員もます。

なぜ、保険に入りたくないのでしょうか。

大きくは二つの理由が考えられます。

①保険料が給与から天引きされると手取り額が減ってしまうから

 日本は、国民皆保険ですから何等かの保険には必ず入らなければいけません。このため、社会保険に加入していない場合は、国民健康保険に加入されていると思われます。

 国民健康保険を抜けて社会保険に加入になりますので、国民健康保険の保険料が掛からなくなりますので、金額的にはさほど大きな差にはならないのではないでしょうか。むしろ、社会保険では厚生年金にも同時に加入することになり、一般的には、国民年金より厚生年金の方が保険料が高いため、手取りが減ることを懸念されているかと思います。

しかし、厚生年金保険料を支払うことにより将来受け取る年金額も増えますので決して負担だけが増えるわけではないことを理解いただければと思います。

②扶養から外れたくない

 扶養の場合は、保険料が掛かっていませんので、このように考える方は多く、扶養の範囲を超えないように調節しているパートさんなども多いようです。これまでは、加入義務が発生するくらいの労働時間になりますと扶養の範囲を超えることになり、扶養から外れなければならなくなっていましたので、早晩お手続きをいただくことになります。

それでも、扶養をはずれたくないという場合、これまでは、労働時間や日数を調節し、適当要件を下回る労働条件に調節するという措置を取ってきていたかと思います。

しかし、今後は短時間労働者への適用拡大が法改正にともない今後進んでいき、週20時間以上で賃金月額88,000円以上働く短時間労働者も事業所の規模に応じて適用拡大していきますので、最終的には、安定的に働く場合は加入する必要があるとご理解いただく必要があるかと思います。

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